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June 2026: Gemini APIs with Swift, GA hybrid inference on web, and more Firebase updates!

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4分 28秒

Firebase 6月の最新情報:Gemini連携、開発効率化、ML移行を徹底解説

ポイント

  • Firebaseの6月アップデートでは、Apple Foundation ModelsとWeb向けのGemini連携が強化され、AIコーディングエージェントの機能拡張により開発効率が向上します。
  • Admin Node.js SDK v14のNode 22以降への対応やApp Hostingの自動セキュリティ更新、Firestoreのテキスト検索パイプライン活用法を紹介します。
  • レガシーな画像生成モデルやFirebase MLの非推奨化と2027年シャットダウンが発表され、適切な移行計画の策定が求められます。

Firebase 6月の最新情報:Gemini連携、開発効率化、ML移行を徹底解説

はじめに

Firebaseの6月のリリースノートへようこそ。このリリースノートでは、Firebaseの新機能や重要なアップデートについて、大小問わず幅広くご紹介いたします。今回は特に注目すべき6つの主要なトピックに焦点を当て、それぞれの詳細について深掘りしていきます。アプリ開発者の皆様にとって役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。

1. Apple Foundation ModelsとFirebase Gemini連携

WWDC 2026(※文字起こしテキストの記載に準拠)にて、AppleはFoundation Modelsフレームワークをサードパーティモデルプロバイダに開放しました。この動きを受け、Firebaseは現在プレビュー段階として、Gemini Cloudモデルをこのフレームワークに組み込むことを可能にしました。

もしお客様がすでにAppleのFoundation Modelsフレームワークをご利用の場合、Geminiモデルへの切り替えはごくわずかなコード変更で完了します。この統合により、アプリでのテキスト生成に加え、GoogleマップやGoogle検索によるグラウンディング(AIが特定の情報源を参照して応答を生成する機能)、マルチモーダル入力(テキストだけでなく画像や音声など複数の形式の入力をAIが処理できる機能)、ツールコーリング(AIが外部ツールを呼び出してタスクを実行する機能)などがサポートされます。

SwiftアプリからFirebase AI Logicを利用して、Gemini APIを安全かつ直接呼び出す方法について、さらに詳しく知りたい方は、Peter氏による関連動画をぜひご確認ください。

2. Web向けGeminiモデルの機能強化

Firebase AI Logicチームは精力的に活動しており、Apple Foundation Modelsへの対応に加え、Web開発者向けの大きなアップデートも提供しています。

Web向けのオンデバイスハイブリッドAPI(デバイス上で動作するモデルとクラウド上のモデルを組み合わせたAPI)が、このたび一般公開されました。これにより、本番環境のWebアプリケーションにおいて、Chromeブラウザ上でローカルのGemini Nanoモデル(デバイス上で実行される軽量なGeminiモデル)を実行できるようになります。さらに、ローカルモデルが利用できない場合には、クラウドホスト型Geminiモデルに動的にフォールバック(プライマリなシステムが利用できない場合に、代替システムに切り替えること)するオプションも提供され、柔軟な運用が可能となります。

3. レガシーな画像生成モデルからの移行とNano Bananaの進化

先月のリリースノートでもお知らせした通り、レガシーなImagineモデルは6月24日をもって廃止されました。現在Imagineモデルをご利用中の場合は、画像生成機能をGemini Nano Bananaへ速やかに移行することをお勧めいたします。

そのGemini Nano Bananaについてですが、これらの画像生成モデルの最新バージョンがこのたび一般公開となりました。特に注目すべきはフラッシュバージョンで、このモデルでは動画から画像を生成することも可能になっています。

プロのヒント: 新しいNano Bananaモデルを利用するためにコードを更新する際には、Remote Config(Firebaseの機能で、アプリのコードを変更せずに設定値や動作を遠隔で更新できる)の利用をぜひご検討ください。Remote Configを活用することで、アプリの新しいバージョンをリリースすることなく、将来的にモデル名を柔軟に変更できるようになります。

4. Firebase AIコーディングエージェントの進化

FirebaseとAIコーディングエージェントを活用したアプリケーション開発を、より簡単かつ効率的に進めるための取り組みも活発です。

今月、Firebase Agent Skillsライブラリ(AIエージェントが特定のFirebaseサービスを操作するための機能セット)が拡張され、CrashlyticsとRemote Configが含まれるようになりました。これにより、コーディングアシスタントは、これらのFirebaseサービスの設定、IDE(統合開発環境)内でのコードデバッグ、そして構成テンプレートの管理を支援できるようになります。

また、新しいSQL Connectクイックスタートガイド(SQLデータベースとAIエージェントを連携させるためのクイックスタートガイド)も提供されており、AIエージェントが単一のプロンプトからスキーマ(データベースの構造定義)、GraphQLクエリ(データ取得のためのクエリ言語)、さらにはReactフロントエンド(Reactライブラリで構築されたユーザーインターフェース)までを自動生成できる様子が示されています。これは開発プロセスを劇的に加速させる可能性を秘めています。

5. Firebase Admin Node.js SDK v14のリリースとApp Hostingの改善

Firebase Admin Node.js SDK v14が正式リリース

サーバーサイドのJavaScriptおよびTypeScript開発者向けに、Firebase Admin Node.js SDK(Node.js環境でFirebaseをサーバーサイドから管理するためのSDK)のバージョン14が正式にリリースされました。

このメジャーリリースでは、Node.jsのリリースサイクルに従い、すでにEOL(End Of Life:ソフトウェアやプロダクトのサポート期間が終了すること)となっているNode 18およびNode 20のサポートが終了しています。最新バージョンのAdmin SDKをご利用いただくためには、Node 22以降にアップデートする必要がございますので、ご注意ください。

App Hostingにおける自動ベースイメージ更新

App Hosting(Cloud RunをバックエンドとするフルスタックWebアプリのホスティングソリューション)が、Cloud Functions for Firebaseと同様に、デフォルトで自動ベースイメージ更新(コンテナイメージの基盤となるOSやミドルウェアのセキュリティアップデート)をサポートするようになりました。

これにより、お客様のNode.jsバックエンドに対して、再ビルドや再デプロイの手間をかけることなく、セキュリティパッチが自動的に適用されます。これにより、セキュリティ管理に関する心配事が一つ減り、開発者はアプリケーションロジックに集中できるようになります。

6. Firestoreにおけるテキスト検索パイプラインとリソースの拡充

今月初めには、Firestore Enterpriseにおけるパイプライン(Firestoreで高度なクエリを実行するための機能)に関する大きなアップデートがあり、より高度なクエリの実行が可能になりました。

そして今回、他のFirebaseクライアントSDKと同様に、FlutterFire(FlutterアプリからFirebaseサービスを利用するためのライブラリ)もFirestoreパイプラインでのテキスト検索をサポートするようになりました。.searchというパイプラインステージを使用することで、テキスト検索を容易に実行できます。

パイプラインをより効果的に使用するための新しいリソースも豊富に提供されています。コレクションスキャンインデックススキャン(効率的なデータ検索)、そしてクエリ説明機能(Query Explainer)(クエリがどのように実行されるかを分析・可視化するツール)を使用してパイプラインクエリの実行を検証する方法については、Morgan氏による詳細な動画をぜひご覧ください。

また、私自身の最近のブログ記事では、ReactとFirestoreパイプラインを利用してWebアプリでライブテキスト検索を実装する方法が紹介されていますので、こちらもご参照いただけますと幸いです。

7. Firebase MLの非推奨化と移行ガイド

最後に、現在Firebase MLをご利用の開発者様への重要なお知らせです。

Firebase MLは正式に非推奨となり、2027年6月15日にシャットダウンが予定されています。これに伴い、以下の移行計画を立てていただく必要がございます。

  • カスタムのTensorFlow Liteモデルをホストしている場合は、Cloud Storage(Google Cloudのオブジェクトストレージサービス)への移行を開始してください。
  • Firebase MLを通じてCloud Vision API(Google Cloudの画像認識API)を使用している場合は、Firebase AI Logicへの移行が必要です。

円滑な移行のため、早めの対応をご検討ください。

まとめ

今回のFirebase 6月のリリースノートでは、多岐にわたる重要なアップデートをご紹介しました。具体的には、Apple Foundation ModelsとGeminiモデルの連携強化、Web向けGeminiモデルの一般公開、レガシーな画像生成モデルからの移行とNano Bananaの進化、Firebase AIコーディングエージェントの機能拡張、Firebase Admin Node.js SDK v14のリリースとApp Hostingのセキュリティ改善、Firestoreにおけるテキスト検索パイプラインのサポート、そしてFirebase MLの非推奨化と移行パスなどです。

これらの新しい機能や変更点を理解し、適切に活用することで、より効率的でセキュア、そしてパワフルなアプリケーション開発を進めることが可能になります。今後のFirebaseの進化にもご期待ください。

参考動画

https://www.youtube.com/watch?v=cVX97Bw3UtY