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⁠From a Tiny Apartment to Mastra 1.0 (Agents Hour clip)

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7分 11秒

MRA V1リリースとHacker News掲載の舞台裏:AIが変える開発の未来

ポイント

  • MRA V1のリリースとHacker News掲載の裏側を通して、AIがソフトウェア開発の現場にもたらす変革を解説します。
  • AIによるコード生成が開発者の役割をコーディングからレビューへとシフトさせ、ブランク画面の苦痛を解消するなど効率化に貢献する具体例を紹介。
  • Hacker Newsへの掲載戦略や創業から現在に至るまでのMRAの軌跡から、AI時代の開発とコミュニティエンゲージメントの学びが得られます。

MRA V1リリースとHacker News掲載の舞台裏:AIが変える開発の未来Hacker Newsフロントページに掲載!MRA V1の発表と、AIがソフトウェア開発の現場にもたらす変革、そして創業から現在に至るまでのエピソードをご紹介します。今回のリリースは、MRA社だけでなく、コミュニティの皆様にとっても大きな節目となるでしょう。## AIによるコード生成の劇的な変化近年、私たちの開発現場では、AIの活用が急速に進んでいます。以前はコードを書くことが主な業務でしたが、現在ではその役割が大きく変化し、多くの時間がコードレビューに費やされています。これは、AIがコード生成の大部分を担うようになったためです。### コーディングからレビューへのシフト私たちはMRA創業当初、手作業でコードを書いていましたが、AIエージェントをまるでチームメイトのように扱い、対話しながら開発を進めていました。しかし、そのプロセスは徐々に進化し、今では私たちのアイデアや経験に基づき、作業の構造を定義するだけで、AI(ClaudeやOpenCodeなど)が具体的なコードを生成してくれるようになりました。MRAの新しいストレージアダプターの多くは、ClaudeのようなAIによって一発で生成されており、これには社内で培ってきた多くのヒントやコツが活かされています。AIはエンジニアリングだけでなく、あらゆる業務に浸透しています。例えば、Samは昨日も、Manaceを使ってまるで「バイブマン」のように仕事をこなしていました。### ブランク画面の苦痛とAIによる効率化ブログ記事や他のコンテンツ作成と同様に、コードを書く際にも「真っ白な画面」を前にしたときのスタートアップの苦痛は大きいものです。この初期の障壁を乗り越えるためにAIは非常に有効です。V1リリースに関するブログ記事のドラフト作成でも、以前は2〜3時間かかっていた作業が、コミット履歴を調べ、情報を整理し、初期ドラフトを作成するプロセスまで含めて、AIの活用により格段に速くなりました。もちろん、最終的には人間がユーモアや個人的な視点、予期せぬ発見などを加えますが、基本的な事実の整理や初稿の作成はAIによって劇的に効率化されています。## Hacker News掲載の戦略と教訓今回のMRA V1のHacker News掲載は、前回の経験を活かし、よりスムーズに行われました。前回のHacker News投稿では、Samが数時間にわたって深く考察し、慎重に準備を進めました。YC(Y Combinator)のスタートアップとして、モデレーターであるDan Gley氏にレビューしてもらう機会がありましたが、彼は私たちの投稿を徹底的に分析し、多くのフィードバックを与えてくれました。彼の指摘はすべて的確であり、私たちはそれらのフィードバックを元に改善を行いました。### Hacker Newsの「リング検出」と自然なエンゲージメントHacker Newsは、最も厳格な「リング検出(ring detection)」メカニズムを持つプラットフォームの一つです。これは、特定のグループが意図的にアップボートを操作するのを防ぐためのシステムです。YCでは、このシステムについて学び、最初の数分で少数のアップボートが集中すると「ジェイル(jail)」と呼ばれる状態になり、投稿が削除される可能性があることを教えられます。そのため、誰かに投稿を直接送ってアップボートを依頼することは避けるべきです。過去には、数票のアップボートを試みましたが、それは良いアイデアではありませんでした。Hacker Newsで成功するには、コミュニティが自然にエンゲージメントするような、的確な表現とメッセージングを見つけることが非常に重要です。MRA V1のHacker News掲載は、この教訓を活かし、自然な形でコミュニティの関心を引きつけることに成功しました。## MRAの軌跡と忘れられない思い出MRAの設立は2024年10月(最初のリリース)ですが、そこに至るまでの道のりには多くの思い出があります。### 創業初期の熱気と挑戦私が特に印象に残っているのは、2024年1月6日のことです。当時、チームメンバー(Tyler、Nick、私、Tony、Ward)が最初の本社である狭いアパートに集結しました。私たちはピクニックテーブルを囲んで常に議論し、その一週間で多くのプロダクト(Memoryなど)を構築しました。それがMRAの全ての始まりであり、非常に良い思い出です。当時、私たちはまるで「バンドが再結成された」かのような感覚で、GatsbyやNetlifyで共に働いたメンバーが再び集結し、最高のスピードで開発を進めていました。しかし、MRAの初期バージョンは正直なところ「ひどい」ものでした。現在のStudioであるPlaygroundは全く機能せず、リリースを諦め、一旦削除しました。しかし、その後改善を重ね、最終的に優れたものとして復活させることができました。### 競争とコミュニティの喜び忘れられない記憶の一つに、Replitとの交流があります。私たちはReplitとSlackを共有していましたが、ある日Replitが「これを完成させたから明日リリースする」と連絡してきたとき、私たちは驚きました。彼らが開発を進めていることは知っていましたが、そのスピードには目を見張るものがありました。彼らは一時的に情報共有が途絶えましたが、その後さらに緊密な関係を築くことができました。私たちが構築したツールが、私たちが尊敬する大規模なチームに利用されていると知ったとき、それは本当にやりがいを感じる瞬間です。### ユニークなプロジェクトの数々MRAでは、真面目なプロジェクトの合間に、遊び心のある「トロール」的なプロジェクトも行ってきました。例えば、「MCPコース」は新しい試みでしたが、「MCPレジストリ」は面白さと機能性を兼ね備えたものでした。さらに、「モデルルーター」や「AIゲートウェイ」といったメタ的なプロジェクトも手掛けています。最近では、Enroという企業が「ゲートウェイゲートウェイ」を開発していると聞きました。これはOpen RouterのようなAIゲートウェイを彼らのゲートウェイを通じて利用できるというもので、私たちがインスピレーションを与えたのかもしれません。このように、私たちは常にユーモラスでありながらも、新しい技術的な挑戦を続けています。現在の「スキルズマーケットプレイス」も非常に注目されており、今後も新たな展開が期待されます。## まとめMRA V1のリリース、そしてHacker Newsフロントページへの掲載は、私たちの努力とコミュニティの皆様のサポートの証です。AIが開発プロセスを根本から変革し、より創造的で効率的な作業を可能にする時代において、MRAはこれからも最前線を走り続けます。もしMRAのGitHubにまだアクセスされていない方がいらっしゃいましたら、ぜひスターを付けていただけると幸いです。これからもコミュニティと共に成長し、より良いツールを提供できるよう尽力してまいります。参考動画: MRA V1 Release & Hacker News - The Future of AI Development