>_tech-draft
Vercelのアイコン
Vercel
動画公開日
タイトル

v0 Power Hour

再生時間

46分 10秒

VZero Power Hour 第一回!AIデザインツールでライブプロンプトエンジニアリング体験

ポイント

  • Vercelコミュニティのライブ企画「VZero Power Hour」の初回レポートで、AIデザインツールVZeroを使ったリアルタイムUI構築を紹介します。
  • 視聴者の具体的なプロンプトに基づき、複雑なASCIIアニメーションや実用的なダッシュボードを生成するVZeroの能力を実演しました。
  • VZeroの性能を最大限に引き出すには、AIへの指示(プロンプト)を明確かつ具体的に与えることが重要であると解説します。

皆様、こんにちは!Vercelコミュニティチームがお届けする新しい企画「VZero Power Hour」がスタートしました。このライブストリームシリーズでは、VercelのAIデザインツールVZeroを用いて、視聴者の皆様からのコメントや提案に基づき、リアルタイムでアプリケーションを構築していきます。初回となる今回は、VZeroの魅力と可能性を最大限に引き出すプロンプトエンジニアリングの楽しさをご紹介いたします。

VZero Power Hourとは?

VZero Power Hourは、週に一度または数週間に一度、ライブでVZeroを使った開発を行うセッションです。VercelコミュニティのメンバーであるAlly、Caroline、Amyがホストを務め、視聴者の皆様からのプロンプト(指示文)を受け付けながら、その場でVZeroを使ってUIを生成していく様子をお見せします。

この企画の目的は、VZeroがどのようにアイデアを具体的なUIデザインに変換するのかを実際に体験していただくことです。また、コミュニティメンバーとの交流を通じて、VZeroの新たな活用法やクリエイティブなアイデアを発掘することも目指しています。

参加方法とコミュニティの重要性

ライブセッション中にVZeroにプロンプトを提案するには、Vercelコミュニティにログインしていただく必要があります。イベントページで「参加する」をクリックすることで、チャットボックスが有効になり、VZeroで構築したいもののアイデアやプロンプトの提案を投稿できます。

Vercelコミュニティは、開発者が互いに学び、アイデアを共有し、協力するための活気ある場所です。VZero Power Hourも、このコミュニティ精神を大切にし、全員が参加できるオープンな環境を提供します。コミュニティの行動規範(Code of Conduct)に基づき、建設的で友好的な交流をお願いしています。

最初の挑戦:VZero Power Hourのオープニングアニメーション作成

記念すべきVZero Power Hourの初回プロンプトは、アンバサダーの方からいただいた、非常に具体的で創造的なものでした。

プロンプトの内容

create an intro for Vzero Power Hour using ASCI shader animations and make sure to start with the greeting hello world. Make the ASCI characters rearrange themselves for each message with sequential animation, keeping each message visible for about 3 seconds. Keep the message line short.

このプロンプトは、VZero Power Hourのオープニングアニメーションを、ASCIIシェーダーアニメーション(テキストキャラクターをグラフィック要素として使用するアニメーション)で作成することを要求しています。さらに、最初のメッセージは「hello world」で始まり、メッセージごとにASCIIキャラクターが再配置され、各メッセージが約3秒間表示され、メッセージ行は短く保つという、非常に詳細な指示が含まれています。

VZeroはこのような具体的な指示を受け、内部で思考を巡らせ、最適なUI生成プロセスを開始します。通常、これほど複雑なアニメーションを手動で作成するには多大な時間と労力が必要ですが、VZeroを使えばプロンプト一つで実現できるのが最大の魅力です。

VZero Proモデルの使用

このアニメーション生成の際、VZeroはデフォルト設定の「VZero Pro」モデルを使用しました。チャットからの質問で、使用モデルについて言及がありましたが、VZeroには複数のモデルが存在します。

特に、「VZero Max」は、その名の通り「最大級のインテリジェンスを誇り、複雑な作業に最適」とされています。これはCloud Opus(Anthropic社のLLMモデル)を基盤としており、最高品質のデザインと生成物を提供します。より複雑なUIや高度なデザインを求める場合には、VZero Maxの利用が推奨されます。

VZeroがプロンプトに基づいて生成を進めている間、ホスト陣はVZeroの多様な活用例について盛り上がりました。例えば、ホリデーシーズンに合わせた「サンタトラッカー」や「エルフのパフォーマンスリーダーボード」、「ナイスリスト」といった、遊び心のあるアプリケーションのアイデアも飛び交いました。VZeroはこのような季節限定のイベントや内部ツールなど、様々なニーズに応じたUIを迅速に形にできる可能性を秘めています。

二つ目の挑戦:サンタのオペレーションダッシュボード作成

最初のプロンプトの生成に時間がかかっている間に、私たちは次のプロンプトに挑戦しました。今回は、クリスマスシーズンにぴったりの「サンタのオペレーションダッシュボード」です。

プロンプトの内容

build an internal dashboard for Santa's operations. So, a slay tracker, route planner, reindeer, naughty slice table, and route planner.

このプロンプトでは、サンタの業務を管理するための社内ダッシュボードをVZeroに生成するよう指示しています。具体的には、そり追跡機能、ルートプランナー、トナカイの世話のタイマー、良い子・悪い子リストのテーブルといった要素を盛り込むことを要求しました。

プロンプトエンジニアリングのコツ:具体性が鍵

ホストのAllyは、このような複雑なUIをVZeroで構築する際の重要なアドバイスを共有しました。それは、「できるだけ具体的にプロンプトを与える」ということです。

Allyの経験によると、特に「非常に正確なプレビュー」や「求めているものを正確に表現したい」場合には、最初から詳細なプロンプトを与えることが非常に効果的だそうです。製品チームが製品要件定義書(PRD)や製品アップデートのアイデアをVZeroに渡す際も、非常に具体的な指示を出すことで、期待する結果を得やすくなるとのことです。

このように、VZeroは曖昧な指示よりも、明確で詳細な指示ほど、より精度の高いUIや機能を出力する傾向があります。これは、AIの理解度を高め、開発者の意図を正確に反映させるための重要なポイントと言えるでしょう。

まとめ

VZero Power Hourの初回は、VZeroの驚くべきUI生成能力と、プロンプトエンジニアリングの奥深さをライブで体験する素晴らしい機会となりました。ASCIIアニメーションのような創造的な表現から、サンタのオペレーションダッシュボードのような実用的なツールまで、VZeroは多様なニーズに応える可能性を秘めています。

最も重要な学びは、VZeroがその能力を最大限に発揮するためには、明確で具体的なプロンプトが不可欠であるという点です。これは、AIを活用する上で常に意識すべき原則であり、今後のVZero Power Hourでもこの知見を活かし、さらに洗練されたUI生成に挑戦していくことでしょう。

今後もVZero Power Hourでは、Vercelコミュニティの皆様からの斬新なアイデアやプロンプトを募集し、一緒に新しいものを創造していきます。VZeroの進化と、コミュニティが生み出すイノベーションにどうぞご期待ください!

参考動画: https://www.youtube.com/watch?v=6liTNXcEFpo